「エアコンクリーニングは業者に頼まないとできない」と思っていませんか?
実は、自分でもできるお手入れ方法がいくつかあり、正しく行えばエアコンの効きや清潔さを保つことができます。
この記事では、家庭でできるエアコン掃除のやり方や、使える便利グッズ・やってはいけない注意点まで詳しく解説します。
業者に頼む前に、まずは自分でできるメンテナンスから始めてみましょう。
- 自分でできるエアコン掃除の手順とポイント
- 市販の掃除グッズの効果的な使い方
- やりすぎ注意!NGな掃除方法と注意点
自分でできるエアコン掃除の基本ステップ
まずは電源を切ってコンセントを抜く
エアコン掃除を始める前には、必ず電源をオフにし、コンセントを抜くことが基本です。
感電や故障を防ぐための安全対策として、最初に必ず行いましょう。
① フィルターの掃除
フィルターはエアコン掃除の中でも最も簡単で、月に1〜2回が理想的な頻度です。
以下の手順で行います:
- フィルターを本体から取り外す
- 掃除機でホコリを吸い取る(内側から)
- 水洗いし、陰干しで完全に乾かす
- しっかり乾いたら元に戻す
フィルターの目詰まりを防ぐことで、風量・冷暖房効率が大きく改善します。
② 吹き出し口・ルーバーの拭き掃除
吹き出し口やルーバー(風向きの羽部分)には、ホコリやカビが付きやすいので、柔らかい布でやさしく拭き取りましょう。
綿棒や歯ブラシを使って、細かい部分のホコリや汚れも丁寧に落とすのがコツです。
市販の掃除グッズを使った内部清掃のコツ
エアコン洗浄スプレーの使い方と注意点
ドラッグストアやホームセンターで手に入るエアコン洗浄スプレーは、手軽に内部洗浄ができるアイテムとして人気です。
使い方は以下の通り:
- フィルターを外し、アルミフィンに直接スプレー
- 数分放置して汚れを浮かせる
- 自然に排水されるのを待つ(ドレンホースを通じて排出)
注意点:送風ファンや電子部品には使わないこと。
また、洗い流しきれない洗浄液が残ると故障や異臭の原因になるため、使用頻度や製品選びには注意が必要です。
送風ファン専用ブラシや洗浄キットも活用
最近では、送風ファンの汚れを掻き出せる専用ブラシや、簡易的な洗浄キットも登場しています。
軽度な汚れであれば、こうした道具を使うことでプロ並みに近い仕上がりを目指すことも可能です。
ただしカビ臭がひどい場合や水漏れの症状がある場合は、無理をせずプロに依頼しましょう。
やってはいけないNG掃除と注意点
内部まで無理に触ると故障の原因に
送風ファンや電子基板など、エアコン内部の奥まったパーツに素人が無理に手を入れるのは非常に危険です。
機種によっては非常に繊細な構造をしており、ちょっとした力加減でパーツを破損させてしまうこともあります。
分解が必要な掃除は、無理に自己流で行わずプロに依頼するのが安全です。
洗剤の選び方にも要注意
エアコン内部に使える洗剤は限られており、中性洗剤以外の強い成分を使うと腐食や変色のリスクがあります。
特に塩素系・アルカリ性洗剤を使用すると、アルミフィンや樹脂パーツを傷める恐れがあるため、市販の「エアコン専用」表示のある製品を選ぶのが鉄則です。
また、洗剤を多く使いすぎて排水が追いつかないと、エアコン内部に水が残り、逆にカビの原因になることもあります。
自分でできる範囲とプロに任せる判断基準
定期的な簡易掃除は自分で十分対応可能
フィルター清掃や吹き出し口の拭き取りなど、簡単な日常的メンテナンスは自分でこまめに行うのがおすすめです。
月に1回の掃除を心がけるだけで、エアコンの効きや空気の清潔さは格段に変わります。
内部の異臭・効きの悪さがあるならプロに相談
送風ファンの黒カビやアルミフィンの詰まりなど、深部に入り込んだ汚れやカビは家庭用グッズでは限界があります。
以下のような症状があれば、プロによる本格洗浄を検討するサインです:
- エアコンをつけるとカビ臭や酸っぱいニオイがする
- 冷暖房の効きが悪くなった
- 送風口から黒いホコリのようなものが飛ぶ
自分でできるケアと、プロの分解洗浄をうまく使い分けることが、長く快適にエアコンを使うコツです。
自分でできる掃除とプロに任せる掃除を正しく見極めよう
簡単なフィルター掃除や吹き出し口の拭き取りは日常で対応
フィルター掃除や外部の拭き掃除だけでも、冷暖房効率やニオイの軽減に効果があります。
毎月1回程度の定期ケアを続けることで、エアコンの寿命延長にもつながります。
無理をせず“深部の汚れ”はプロに任せて安全に
送風ファンや内部のカビ、効きの悪さは家庭用の掃除では対応しきれない領域です。
無理な分解や間違った洗剤使用は故障のもとになるため、必要に応じてプロに任せる判断も重要です。
- フィルターや吹き出し口は自分でもこまめに掃除できる
- 洗浄スプレーは使い方に注意、過剰使用は逆効果
- 異臭・効きの悪さがあれば無理せずプロに任せよう
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